令和4年度 1学期始業式 式辞
2022年4月13日 13時00分柔らかい陽の光が校内を優しく包み込んでくれています。
今年の桜の花は少し気が早かったようですね。
それでも、枝にいくつかの花びらをたたえた桜に見守られながら
始業の日を迎えられたことに感謝したいと思います。
昨年度より続く新型コロナウイルス感染症の広がりは
未だに私たちの生活に深い影を落としています。
新しい生活様式も三年目を迎えた今日、
新しくもなんともないということになりつつあります。
こうした状況の中、為すべきことをしっかりと考え、
行動してくれている皆さんを大変頼もしく感じています。
状況は予断を許しませんが、与えられた環境と自分自身の目指す目標を
うまく組み合わせて最大限の成長と発展を実現してもらいたいと思います。
昨年度を振り返ると、皆さんはたくさんのことにチャレンジしてくれました。
三瓶分校の魅力を高めるため、たくさんのアイデアを出してくれました。
そして、それが単なる思い付きではなく、
確かな過程を積み重ねて実現に結び付けることができたものも残すことができました。
ここで体験したことは、皆さんの大切な宝物となることでしょう。
今年度のスタートを迎え、今度は何に挑戦しようかと胸を躍らせていることと思います。
今年も昨年に負けず劣らず、アイデアをたくさん絞り出して、
実現への道筋を考え、行動して下さい。
昨年の体験の上に立った視点で更なる飛躍を期待しています。
様々な体験がこれから進んでいく長い人生の中で役割を果たす時が必ず来ます。
また、学年が進めば、これからの人生の目標を少しずつ固めていくことも必要となってきます。
たくさんの体験と進路実現の戦略を整理する時がやってくるのです。
新しい学年になり、一つ大人に近づいた皆さん、
目標を定め、実現に向けた方法を吟味して着実に取り組んでください。
身も心も大きく成長する1年のスタートとなることを期待して私の式辞とします。
令和4年4月8日 愛媛県立宇和高等学校長 山下 尚位